Landscape Architecture Publisher - FUUKEI PUBLISHING
7月10日発売の「風憩の風景〜Landscape of wind and relaxation〜」の著者である風憩世紀氏は、ストリートファニチュアのプロダクトデザイナーであり、写真家としても活動をしている。ロジカルに計画しラジカルに行動する現場実践主義者であると自己分析をする。とにかく元気で行動力に溢れ、周りを明るい空気で包んでしまうような人だ。この本の前書きでは「モノをデザインし、カタチにするデザイナーとしての発想の原点とモノづくりへのこだわり、そしてふと遭遇した風景を見て感じた写真家としての素直なココロの動きを感じていただけると思います」とその想いを綴っている。ジーンズの後ろポケットに入れて街歩きをして欲しいと、写真集ではあまり例を見ない文庫本サイズとなっている。70年代、80年代は欧米を中心に若者が新たな文化を生み出した時代。その波が日本へも押し寄せてきた時代に彼は青春を謳歌していた。だからだろうか、著者の写真からはサブカル的な匂いを感じるのである。是非、ご一読いただきたい。