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今読み解く日本の庭園

作者の想いからデザインまで

戸田芳樹・野村勘治/共著

本書の狙いは日本庭園を専門に学ぶ人へのアカデミックな内容を目指すのではなく、観光的視点からだけの庭園案内でもない。作庭家、ランドスケープアーキテクトなど、「つくり手」の視点から古典庭園を大胆に解釈したのが本書の骨子である。
この書は書斎で読むだけではなく、実際に庭園を歩きながら読んで欲しい。作庭者の想いが強い庭園には必ず作者の声が天から降りてくる。この本を読むことで、作庭者が自ら日本庭園の素晴らしさを語りかけてくれるような体験をして欲しいと願っている。(著者)
【目次】
第1章:龍安寺庭園の謎を解く〜天皇の陵墓を守る龍の庭〜
「龍安寺庭園についてもっと原点に変えるべきと考えた。ひとつは天皇の陵墓を守る立地と石庭。もうひとつは岐阜の草深い寺に発見した石庭のモデルとの関係を考察した」
第2章:鶴亀石組の意味と表現〜鶴亀の先に何が見えるか〜
「鶴と亀の存在する庭園の意味とその配置を実例をもとにデザインを読み解いた」
第3章:小石川後楽園の3つのテーマ〜能の正解・旅の風景・中国への憧憬〜
「小石川後楽園では『能・旅・中国』のテーマを重ねている。中でも知られていない『能と謡曲』のテーマも絵図に従って読み解いた」
第4章:小堀遠州の生涯と作品〜綺麗さびを巡って〜
「遠州の代名詞『綺麗さび』は庭園においてどのように実現されたか。そしてどんな効果があったのか具体的に探ってみた」
■用語解説…280語について解説

書籍詳細

定価:1,800円+税
B5判、カラー128ページ、ソフトカバー
ISBN 978-4-911303-01-6